|
|
世界の中心で、愛をさけぶ
}
『世界の中心で、愛をさけぶ』(せかいのちゅうしんで あいをさけぶ)は、片山恭一の青春恋愛小説である。小学館より2001年4月に刊行。通称「セカチュー」。2004年以降、漫画化、映画化、テレビドラマ化、ラジオドラマ化、舞台化されている。
タイトルについて
タイトルの元ネタは、ハーラン・エリスンのサイエンス・フィクション|SF小説『世界の中心で愛を叫んだけもの』(''The Beast that shouted Love at The Heart of The World'' 1969年)、あるいは同じくエリスン作品から引いた、庵野秀明監督のアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」(1996年)を経由した孫引きである。TVメディアなどでは後者からの引用であると明かされているが、このタイトルは原作者本人ではなく編集者がつけたものであり、もともと作者は『恋するソクラテス』という題名を考えていた(英語への翻訳版では、この題が生かされている:後出)。
概要
2001年、初版刊行。初版8000部と発売当初はさほど話題にならなかったが、小学館の新入社員だった営業マンの目に留まり、彼が売り込んだことから、一部の書店販売員らの手書きのPOP広告と口コミにより、徐々に話題になっていった。2002年に女優の柴咲コウが、雑誌ダ・ヴィンチに投稿した書評のコメント「泣きながら一気に読みました。私もこれからこんな恋愛をしてみたいなって思いました」が書籍の帯に採用され、ブレイクのきっかけとなる。しかし柴咲自身は、後に「本を読んだ時の感想は?」の問いに「どんな内容だったか、あんまり覚えていない」などと答え、一部で物議を醸した。2003年に、100万部を突破。2004年、東宝にて映画化。映画版も大ヒットし、相乗効果で映画公開後300万部突破、大ベストセラーに。「セカチュー」と略され流行語にもなり、「セカチューブーム」として社会現象になった。その後テレビドラマ化、2005年に舞台化された。小学館では、これまで文芸書のヒット作が少なかったが、本作や同じ恋愛路線の『いま、会いにゆきます』などのベストセラーで、出版社のイメージを変えた。2006年に小学館文庫から、文庫版も発売された。
発行部数の推移
*2003年2月 3万部
*2003年4月 10万部
*2003年6月 36万部
*2003年11月 100万部到達
*2004年3月 171万部
*2004年5月7日 251万部 ※『ノルウェイの森|ノルウェイの森(上巻)』を超え日本国内小説の最大発行部数を記録。
*2004年5月20日 306万部
*2004年12月2日 321万部以上

